はじめに

前回、出席扱い・定期券・卒業・成績反映の仕組みについて解説しました。
今回は、レイパスでの実例を紹介していきます。

実例紹介
松原市の小学校 出席扱い
レイパスは拠点を松原市に構えていますので、松原市や松原市教育委員会とよく連絡を取り合っています。例えば、スクールソーシャルワーカー(SSW)の連絡会議に出席し、状況の共有をしています。また、松原市の教育支援センター(適応指導教室)とも連携関係を築いています。
その中で、松原市の小学校の校長先生がレイパスの見学に来てくださいました。その学校の児童がレイパスに通っていたためです。
レイパスからは、①レイパスでどのような学習・取り組みをしているかお伝えし、毎月の報告書の内容などを確認しました。そのやりとりから、校長先生と松原市教育委員会で出席扱いに向けた制度構築がなされました。

レイパスは、松原市で初めてのフリースクールなんだな。
松原市の教育委員会・学校も、フリースクールに通う子どもの出席扱いは前例のないことで、制度の構築からスタートしたんだな。

「前例がないので認められません」という市町村もあると聞きますが、松原市は積極的に動いてくれています。
堺市の中学校 定期券手続き
子どもの住所によっては、フリースクールへ通うために複数の交通機関を利用することもあります。
堺市のある中学校の先生は、鉄道関係3社に連絡し、実習用通学定期券が利用できるように調整してくださいました。そのうち1社では、担当者の受け答えが不明瞭で、たらい回しにされていましたが、その先生は粘り強く話をしてくれ、定期券の利用にこぎつけてくれました。その先生は、いつも子どもの様子を気にかけておられます。

担任の先生の、子どものためにできることをしたいという想いが伝わってくるんだな。
堺市の小学校 学習支援
レイパスでは、一人ひとりに合わせた学習計画を立てていますが、多くの場合学校の進度に合わせます。しかし、子どもが学校へ行っていない場合、”今授業でどこをやっているのか”という情報が不足します。
全科目、学期ごとのスケジュールを把握し、さらにそれぞれ週単位で進み具合を把握できていると、フリースクールでの学習もしやすくなります。
堺市のある小学校の先生は、1週間に1回程度不登校の子どものドリル・問題集のやるべき場所に印をつけ、やってきた問題のまる付けをしてくれています。レイパスとしても、実施する箇所が明確になるためとても助かっています。保護者から見ても、ここをやっていれば学校に遅れないとはっきりするため安心感があります。
藤井寺市の中学校 成績反映
藤井寺市のある中学校は、不登校支援において大変進んでいます。藤井寺市教育委員会とその学校の校長先生が不登校支援に大変理解があり、その学校には学校内フリースクールともいえる場所があります。
また、普通の学校では、フリースクールなど外部で受けた定期テストは「参考点」となります。しかし、この中学校では学校で受験したのと同様にそのまま成績反映してくれています。このことは、子どもの学習意欲という点で大変大きな意味を持ちます。
この学校では、生徒指導の先生が試験当日の朝問題用紙を持ってきて、夕方取りに来てくれています。その先生は、何度もレイパスへ子どもの様子を見に来てくれています。

すべての学校で同じレベルを求められるわけではないんだな。
最後に

様々な学校の先生と関わっていますが、どの先生も子どもの様子を大変気にしておられます。また、「本来学校がやるべきところを、レイパスさんに担ってもらっている」という感謝の意識をお持ちで、こちらが頭の下がる思いです。

民間のフリースクールが関わることで、学校も進化していくんだな。